|
昭和23年創業の老舗。元々は画材屋と一緒になっていたが、昔はコーヒー屋が少なかったため、別会社にして『奈良堂』が出来た。店内は、微かに照明を落とし落ち着いた大人の雰囲気をかもしだす「マンハッタン」のようだ。2Fはテーブル11席で結構広め。タイタニックに出てくるような映画のワンシーン的な部屋になっている。そんな部屋には開店当時から使われていたと思われる机や椅子がある。色あせていたり、はげかけた塗装が歴史を感じさせる。
そんな奈良堂のブレンドコーヒーはマスター自慢の一品。「うちのコーヒーは口に残る甘味がある。他の店のは冷めると美味しくないと思うけど、うちのは落として10〜20分経ったのが美味しいんだ。」と話してくれた。入れたてと、時間をおいたのを飲み比べてみたが、冷めても苦味があまり無くて何の抵抗もなく飲める物だった。そして私たちに本当のブレンドコーヒーと言う物を教えてくれた。「お客さんは注文を聞くと普通のブレンドコーヒーと頼む。うちではブレンドを普通のコーヒーだとは思っていない。うちでしか出せない味だし、うちにしかない物だから・・・」と真剣な眼差しで話してくれた。コーヒーにこれだけこだわるのだからティーカップも?と思い聞いてみるとマスターの後ろにある大きな棚には、お客さんのマイ・カップや開店当時から使っていると言う『WEDGWOOD』のコーヒーカップが並んでいた。これらのカップはメニューにより使い分けられている。お客さん皆に正しいコーヒーの情報を教えてくれているマスターのコーヒーを1度飲んでみてはいかが?
|